宮崎・高千穂「あまてらす鉄道」完全ガイド
こんにちは。
宮崎遠征のために訪れた宮崎市&高千穂。その中でも特に印象に残ったのが、高千穂の観光名所「あまてらす鉄道」での体験です。
高千穂自体はアニメ「推しの子」2期でも登場し、今後ますます注目を集めそうなこのスポットについて、実体験をもとにご紹介します。
「事前予約ができないって聞いたけど、チケットは確実に手に入る?」
「混雑状況や駐車場の様子が気になる…」
「周辺観光とうまく組み合わせたい!」
これらの疑問にお答えしつつ」、知っておくべき情報をお伝えします。
※情報は2024年7月時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください!
あまてらす鉄道とは?定員60名乗りの観光電車
高千穂の自然を空から楽しむトロッコ電車、それがあまてらす鉄道です。高千穂駅から高さ100m以上の鉄橋まで、往復5kmを約30分かけて進む特別な体験。
恋人同士でも、家族連れでも、友達同士でも、それぞれの楽しみ方ができる観光スポットです。
おススメ度:★★★★☆
値段:★★★☆☆
珍しさ度:★★★★★
景色:★★★★☆
仕方がないことですが往復ともに同じ景色になってしまうため子供は少し疲れている様子でした。家族連れはお子さんの年齢によっては★4つくらいになるのではないでしょうか。
廃線から生まれた観光名所
このあまてらす鉄道には、実はなが~い歴史があります。
かつては地域の生活路線として活躍していた高千穂鉄道でしたが、2005年の台風により甚大な被害を受けました。膨大な修繕費用の前に、一度は断念せざるを得なかった路線の復活。
しかし、地域の方々の熱意により、観光トロッコとして新たな命を吹き込まれたのです。いろいろな人たちの強い願いがこめられた観光名所ということがわかりますね。
営業情報と基本データ
あまてらす鉄道は1日10便を運行しています。午前中の朝一に乗車しようとする人が多いせいか、早い時間から観光客が集まり始めます。
- 住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1
- 営業時間:9時40分~15時40分
- 受付時間:9時25分~15時25分
- 所要時間:30分(往復)・途中下車不可
- 料金:大人2,000円
2両編成で運行され、どちらの車両になるかは指定されてます。自由席制ですが、どの席からも素晴らしい景色を楽しむことができます。
ただし、雨天時や強風時は休業となることが多いので、天候には要注意。事前に公式サイトで運行状況を確認することをお勧めします。
特に紅葉の時期が最も混雑するようです。インバウンドのお客様も多いですよ。(屋根がないので、夏は暑いです!)
あまてらす鉄道へは車かバスで向かおう
私は熊本の阿蘇空港でレンタカーを借り、高千穂まで向かいました。11時15分頃の到着でしたが、駐車場は残りわずか2台という状況。この経験から、以下のようなアクセス方法をお勧めします。
自家用車・レンタカーの場合
- 駐車場収容台数:約35台
- 混雑時間帯:お昼前後
- 満車時の対策:電車の時間に合わせて待機
- 代替駐車場:高千穂バスセンター(徒歩10分)
公共交通機関の場合
- おすすめルート:特急たかちほ号利用
- 最寄り:高千穂バスセンター
- 所要時間:阿蘇くまもと空港から約2時間
- 注意点:本数限定のため要時刻確認
それでは、あまてらす鉄道へはどのように行けばいいのでしょうか。
自家用車・レンタカーで向かうのがおすすめ
駐車場はレストランがある建物と共有しているので、お昼時に重なるといっぱいになっている可能性があります。
でも、あまてらす鉄道を下車した人たちはすぐに帰るので、少し待っていたらあきます。安心してください。
希望の時間の乗車券が売り切れてしまう恐れはある?
チケットの確保は、あまてらす鉄道を楽しむ上で最も重要なポイントです。
私の体験では、11時15分に到着したものの、11時40分発の便はすでに売り切れ。次の12時20分発に切り替えることになりました。
実際の状況を見ていると、以下のような傾向が見えてきます。
- 出発20~30分前には売り切れるケースが多い
- 1回の定員は60名(4人家族15組分)
- 午前中の全便完売は稀(紅葉シーズンを除く)
- インバウンド観光客も多数来場
チケットを確実に入手するコツは、とにかく早めの行動です。例え午後の便を希望する場合でも、午前中のうちにチケットを購入することをお勧めします。
私たちは待ち時間を「トンネルの駅」で過ごしましたが、昔の車両を見学できる良い機会となりました。
なお、季節や曜日によって混雑状況は大きく変わります。特に紅葉シーズンは人気が高く、慎重な計画が必要です。
もし平日に訪れる場合でも、ツアー客の予定をチェックしておくと安心です。「平日だから空いているはず」と思っていたら、大型ツアーと重なってしまう...というケースも少なくありません。
ところで、多くの方が高千穂峡の手漕ぎボートとの併用を考えるでしょう。実は私も挑戦しようとしましたが、予約がいっぱいで断念することに。この経験から、以下のような計画をお勧めします。
<理想的なスケジュール>
- 旅行前:ボート予約を確保
- 当日午前:あまてらす鉄道のチケット購入
- 予約時間に合わせてボート体験
- その後、あまてらす鉄道を楽しむ
まとめ
あまてらす鉄道は、地域の方々の思いが詰まった特別な観光スポット。100メートルの高さから眺める渓谷の絶景、トンネル内のライトアップ、車掌さんの心温まるサービス、どれもが忘れられない思い出になるはずです。
ただし、事前の準備と余裕のある計画が成功の鍵となります。天候や季節による変動も大きいので、柔軟な対応ができるよう、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
高千穂には、あまてらす鉄道以外にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。ぜひ、あなただけの特別な思い出作りを楽しんでください。